【着床前診断⑤】遺伝子カウンセリングについて

着床前診断

PGT-A(PGT-SR)の臨床研究に参加するにあたって、遺伝子カウンセリングを2回受けています。

カウンセラーさんと話したことや、説明されたことなどをあげていきます。

PGT-Aを行う前の遺伝子カウンセリング

PGT-A前の遺伝子カウンセリングは、PGT-Aを行う前=胚盤胞たちを解析へ送る前までに、行えればよいと言われていました。採卵を何回か続けて行っている間に、予約をとってカウンセリングを受けてくださいと。

浅田レディースクリニックの場合、遺伝子カウンセリングの予約が金曜日のみとなっていたため、かなり先まで予約がうまっていて取れませんでした。(今は水・金体制)

2か月後に予約がとれ、30分5000円の料金でした。

臨床遺伝専門医であるカウンセラーの方と、PGT-Aについて詳しくお話しました。

<カウンセリング内容>

*私たち夫婦の家族について聞き取り

*PGT-Aのメリット・デメリットについての説明

*私の染色体異常についての詳しい説明

*PGT-A臨床研究への同意書にサイン

<家族について聞かれたこと>

  • 私の家族構成、家族の年齢
  • 私を含めた兄弟を妊娠したときの、母の年齢
  • 兄弟間の年齢差
  • 母に不妊傾向があったかどうか
  • 私の兄夫婦と妹夫婦の妊娠方法(自然妊娠なのか不妊治療なのか、不妊治療ならタイミングか人工受精か体外受精か)
  • 夫の家族についても同様

夫側が、あまり分からず、大体で答えました。(男性はあんまり家族でこんな話しないもんんね)

カウンセラーさんが、家族図(家系図)みたいなのを書いて把握しているのには、とても驚きました。やはり研究でもあるし、データの収集は重要なんですね。

母が私を妊娠する前に、ホルモンバランスに異常があり、なかなか妊娠できなかったこと(兄と私の間が5年あいている)や、私の妹も体外受精で子供を授かっていることも、何か遺伝的に関係しているんじゃないかと言われました。

あとは、別記事であげている、PGT-Aのメリット・デメリット、注意点などについて、説明されました。

私の染色体の構造異常についての説明も、かなり詳しく聞けました。何番と何番の染色体のここの位置で切断が起きて、入れ替わっているという情報もわかりやすく教えてもらいました。

最後に、夫婦ふたりの、PGT-A研究への同意書を書いて、終了しました。

PGT-A解析後の遺伝子カウンセリング

「解析が終わり結果が出ています」と、メールで連絡が来て、遺伝子カウンセリングの予約を取り、結果を聞きにいきました。

私は4つの胚盤胞を解析に依頼していたので、計4つの結果を聞きました。

結果は、別記事に記載していますが、4個中1つに正常胚がありました。

胚の一つずつについて、解析結果と、評価・日本産婦人科学会の判定を説明してもらいました。

解析では、性別も分かるそうですが、教えてはいけないことになっているそうです。カウンセラーさんも、性別結果を隠すのに必死でした。理由は、この研究が、男女の産み分けのために行っているからではない、からだそうです。

遺伝子カウンセリングを受けてみて

私は、自分自身が遺伝子関係の資格を持っていることもあり、カウンセラーさんから聞く説明も理解しやすかったです。

遺伝子関係の仕事をしている私に、まさかの染色体異常があるという、なんとも言えない状況。最初はほんとにびっくりしました。

カウンセラーさんは、事前に私の染色体異常について、分かりやすく図に書いてくれたり、文献で同じような異常の症例を探してくれたり、準備されていました。

説明も分かりやすかったですが、何よりも気持ちに寄り添ってくれるところがうれしかったです。

不安な気持ちもくみ取ってくれ、ではどうすればいいか、この文献ではこんなデータが出てるから、私の場合このくらいの確率で正常胚ができるんじゃないかとか。

次は、移植後妊娠していたらかな。またふりだしに戻って、今後の計画を練る時かな。

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