【着床前診断②】PGT-Aの流れ・注意点・値段

着床前診断

PGT-Aの流れ・行程(私の場合)

PGT-A臨床研究の申し込みから、解析、胚移植までの流れは、ざっとこんな感じです。

1. PGT-Aの説明会へ参加(通院しているクリニックでの開催)

2. PGT-A臨床研究への参加意思表明(申し込みフォームをメールで送信)⇒クリニック側が日本産婦人科学会へ申請

3. 遺伝子カウンセリング(同意書提出)⇒夫婦で説明を受けることが原則。家族情報や、胚盤胞がいくつできたらPGT-A行うか話し合う。

4. 採卵

5. 胚盤胞培養(顕微受精が推奨)⇒4~5を繰り返し、胚盤胞を貯める

6. 胚生検⇒胚盤胞の数がたまったらPGT-Aへお願いする

7. 遺伝学的解析(解析結果は、検査機関から日本産婦人科学会へ送られ評価され、クリニックへ届く)⇒3~5週間ほどかかる

8. 解析後の遺伝子カウンセリング⇒移植する胚を選択

9. 胚移植

あくまで私の場合のスケジュールです。他のクリニックや病院、また患者さんによって、進め方やスケジュールは様々です。

クリニックによっては、PGT-Aを行う前に、末梢血染色体検査を行うところもあるみたいです。私は少し前に検査済でした。

私は、カウンセラーさんと相談して、胚盤胞が5個たまった時点でPGT-Aへ解析依頼をすることになりました。カウンセラーさんには、わたしたち夫婦の家族構成や、家族内に不妊の傾向があるかなど、かなり詳しく聞かれました。私の染色体構造異常や、PGT-Aのメリット・デメリット・注意点についても説明されました。

胚盤胞をたくさん作るため、採卵を繰り返し、計5回採卵を行いました。1回の採卵で胚盤胞が1つしかできませんでした。以前の採卵での胚盤胞があれば、その胚もPGT-Aへまわせるそうです。

PGT-Aの場合、胚盤胞のみを検査対象とするので、胚盤胞まで育たなかった胚は捨てることになります。それは事前の説明会でも説明されていたので、泣く泣く了承しています。

採卵時の受精方法ですが、顕微受精が推奨されていました。体外受精は、卵子のまわりに精子がたくさんつくため、コンタミネーションの原因になるそうです。

(*私は私自身に染色体構造異常を持っているので、PGT-SRに該当しますが、今回のPGT-A臨床研究にPGT-SRも含まれるため、以下PGT-Aと記します。)

PGT-A臨床研究参加の注意点

PGT-Aの説明会に参加して、医師から以下の注意点を説明されました。

・治療歴、流産歴、年齢などにより、医師が重症度を判断し、順番にPGT-Aへご案内します。そのため、待ち時間が生じる可能性があります。

・PGT-Aの順番を待ちながら、通常の治療(採卵・移植)を継続できます。PGT-Aのための採卵を行うこともできます。

・PGT-Aでは胚の性別の公表はできません。

・いつでも研究への参加を中止できます。

デメリットがあることも説明されました。これについては後日またアップします。

PGT-A研究と、通常治療の違い

<妊娠判定>血中HCGを4週と、5週に測定。(通常の妊娠判定は、尿中HCG測定)

<卒業時>通常の治療では、8~9週で卒業し、妊婦検診へと進むが、研究参加者は、12週まで当クリニックへ通院していただきます。*羊水検査などの出生前検査をご案内する場合があります。

<流産時>絨毛染色体検査をおすすめしています。

PGT-Aの値段(浅田レディースクリニックの場合)

胚盤胞1個あたり

解析診断料:55000円 + 融解凍結料 = 80000円程度を予定

PGT-A解析診断料は、1個あたりの値段で徴収する形にするとのこと。まとめて5個や10個での値段は設定しないそうです。

後日、実際に行ってみた明細書なども提示できたらと考えています。

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