今回は、不妊治療を受けている人がなりやすい、不妊脳について書きました。
わたしもまさに不妊脳。
妊娠や流産、不妊治療に関することすべてにおいて、マイナス思考で臆病になっています。
不妊脳って?
不妊治療を続けている方なら、みなさん一度は不妊脳になったことあるんじゃないかな。
不妊脳とは、不妊治療で結果が出ず、悪い結果ばかり想像してマイナス思考をくりかえすことをいうみたいです。
でも、明るくポジティブに不妊治療をこなしている方がいたら、逆にすごい!
わたしは、過去3度の流産を経験しているので、もう完全に不妊脳です。
妊活に対しては、完全に卑屈になってるし、いい結果が出ても素直に喜べない。
移植後や妊娠判定+をもらった後は、無限に負のループをくりかえしてしまいます。
移植後と着床後の、負のマインド
例えば、移植後だったら、
「今回の判定もダメだろうな。ダメかも。」
「期待しすぎないようにしよう。ダメだった時の反動が大きい。」とか、
常に悪い結果を考えて心の準備をしておく。
今回は妊娠してるかも?わくわく☆、
なんて明るいマインドで過ごしたことは1度もありません。
無事着床し、妊娠初期のときは、
「え、うそ。ほんとに妊娠??」
「来週は心拍が止まってるかもしれない。」
「胸の張りがなくなった、流産かもしれない~。泣」
「今回も流産かもしれない。転座持ちだし。」
と、常に、心にバリアを作って防御しています。
流産を経験されてない方も、毎週のエコー検査に不安と緊張があると思いますが、
流産を3度も経験しているわたしは、それが異常に大きく、やっかいです。
いざ、「妊娠判定陰性」「流産」となると
移植後、妊娠判定陰性の結果が分かると、
なが~いため息が出て、やっぱりね・・・そうだと思った、と毎回思います。
わたしの場合、結果判定日はできるだけ仕事がお休みの日にして、その日の朝クリアブルーで自己検査をします。
クリニックに行く直前じゃないと、検査やる勇気出ないし、陰性だったときのメンタルでは職場でもうまく笑えないことが多いから。
そして、クリニックでまた検査して、「陰性です。」と告げられ、
そうですよね。やっぱり。そんな予感してました、と自分を納得させます。
流産の場合は、
いざ”流産”という事実を突きつけられると、呆然としてすぐには受け入れられません。
過去3度とも、エコー室で、胎嚢の成長が止まってたり心拍が止まってたりして、流産ですね、と言われました。
流産の確定は、2名以上の医師が確認するようです。
2人目の先生に、「流産でまちがいないと思います」と言われたときの心境。
今思い出しても泣けます。
流産の場合は、心に予防線を張っていても、悪い結果を想定していたとしても、
結局は、大きく取り乱して泣いてしまってました。
「不妊脳=悪い結果ばかり考える」自分を受け入れよう
でも妊娠が継続していても、出産、育児と進んでも、安心できる日は来ないのかもしれません。
死産や早産の心配もあるし、難産や分娩時のリスクもある。
子育ても、幸せと不安の連続かもしれない。
常に何かあるかも、起こるかも、と身構える日々がこの先も続くのかもしれません。
それに、わたしの場合は、流産のときは結局とりみだしてしまっています。
悪い結果を想定して、どんなに心の準備をしていても、やっぱり受け入れられてなかったです。
それなら、不妊脳で不安ばっかりな自分を受け入れて、開き直った方がいいのでは?
・移植陰性かもと不安になってもいいじゃないか。
・妊娠しても素直に喜べなくてもいいじゃないか。
・流産の心配をかかえながら、毎週検査におびえててもいいじゃないか。
不安があることは健全な証拠。
人間として当然の感情だから。
不安があるから、色んなことを対策できてきた過去がある。
たくさんのつらい経験はムダじゃなかったはず。
夫のように、結果は変わらないんだからドンと構えていたら?
と言う人もいるかもしれません。
でも、自分の性格は変えられないから、今は、そのままでいいよと受けとめたい。
自分の不安やマイナス思考もちゃんと受けいれて、結果が悪い時は、思いっきり感情を解放しよう。
不安も、悲しい気持ちも、素直な自分の感情だから。
不妊脳から無理に脱出しなくていいのかもしれません。
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