浅田レディースクリニックでの顕微受精・胚移植の治療について

不妊治療

浅田レディースクリニック(ALC)で行っている、わたしの不妊治療の内容をまとめてみました。

ALCでの初診時の夫婦の検査内容や、私の顕微受精・凍結胚移植のスケジュールや使用しているお薬について紹介しています。

ご興味ある方は参考にしてください。

初診時の検査

説明会に参加後、初受診となりますが、そのときに検査する内容は下の通りです。

<採血検査>女性側

検査の種類内容
血液検査白血球、赤血球、ヘモグロビン、血小板など
凝固検査PT、APTT
血液型検査Rh不適合妊娠予防のため検査
肝臓検査AST、ALT、γ-GT
腎臓検査クレアチニン、尿素窒素
感染症検査B型肝炎、C型肝炎、梅毒、エイズ
クラミジア検査クラミジア感染の有無を検査
甲状腺検査TSH、FT4、TPO抗体
抗核抗体検査流産の原因となる不育症因子の検査
抗CL・β2GPI抗体検査流産の原因となる不育症因子の検査
精子不動化抗体検査精子に対する抗体の有無を検査
風疹抗体検査風疹抗体を持っているか検査
AMH検査卵巣予備能力検査

他に、子宮頸がん検査やCA125結果、また過去の体外受精や顕微受精の結果もあれば持ってきてくださいと言われました。

表の検査は、1年以内の結果があれば省略でき、なければクリニックで検査する流れでした。

<採血検査>男性側

検査の種類内容
感染症検査B型肝炎、C型肝炎、梅毒、エイズ
ホルモン検査FSH、LH、テストステロンー精巣機能検査
精液検査精子の量、運動の様子を検査

精液検査については、初診時に容器をもらって、別日に持参し検査を行いました。

やはり、女性側の検査の種類がかなり多いですね。

でも男性も精液検査があるのでお互いさまですね。

結果はというと、

わたしのほうは、AMH=0.30という超低値を出し、

夫のほうは、精子濃度が基準値の1/10という結果でした。

なかなか厳しいものでした。

わたしの顕微受精の治療

超低AMHの結果を受け、わたしは採卵数が少ないことが予想され、すべて顕微受精で行った方が、受精卵が確実にできると説明されました。

⇒クロミフェン採卵+顕微受精⇒凍結胚融解移植

この流れで治療が始まることになりました。

採卵までのスケジュールや治療について

これは浅田レディースクリニックでの初めての採卵スケジュールです。

見にくくてすみません。

生理2、3日目から、クロミッドとジュリナのお薬を飲み、HMG(フェリング・フジ)ホルモンの注をし、卵胞を育てていきます。
※私は、低AMHなので注射数や薬の容量も多いと思います。

採卵1週間前くらいから、受診日も2日に一回になり、エコーで卵胞の大きさを確認していきます。
一番大きい卵胞が20mm前後になると、採卵日が決まります。

セトロタイド注射は、排卵防止のために採卵の3日前に打ちます。

そして採卵の2日前の夜に、排卵誘発のためにHMG注射10000単位を打ちます。

クロミフェン刺激(クロミッドの成分がクロミフェン)法は、初期の不妊治療薬としても使われますが、卵子が少ししかとれない方向けの刺激法でもあるみたいです。

私は、2020年10月現在まで、計7回の採卵を行っています。

毎回とれる卵子の総数が3~7個で、0個の時もありました。
そして、顕微受精でできた受精卵の数が2~7個でした。

移植のスケジュールや治療について

ちょっと見づらいですが、私の凍結融解胚移植のスケジュールです。

凍結胚の移植周期なので、この周期は移植だけです。
浅田レディースクリニックでは、新鮮胚の移植は行っておらず、すべて凍結胚を融解して移植する方法です。

生理2日目から、エストラーナテープを2日ごとにお腹に貼り、女性ホルモン(エストロゲン)を補充し、黄体期に入る前まではブセレキュアという点鼻薬によって卵胞の発育を抑えます。

ルトラールという黄体ホルモンの薬を飲み始めた日を、仮の排卵日と設定し、黄体期をスタートさせ、子宮内膜を厚くしていき着床の準備をします。

このスケジュールのときは、胚盤胞を移植したので、ルトラールを飲み始めてから5日目に移植しました。

移植後もエストラーナテープとルトラールで着床のサポートをします。

凍結胚移植は計7回やっています。2つの胚を同時に移植する場合も含みます。

浅田レディースクリニックで高度不妊治療をやってみて

浅田レディースクリニックの治療で、2回、妊娠しています。

残念ながら、2回目の流産のときの検査で、私の染色体構造異常が判明し、着床前診断(PGT-A、PGT-SR)へと治療は続きます。

着床前診断についての記事はこちらから

このクリニックに来るまで、妊娠すらしたことなかったので、私って妊娠できたんだという驚きが最初は大きかったです。(結果は流産でしたが)

不妊治療を始めてもうずいぶん年月が経ってましたが、妊娠したことはやっぱりとてもうれしかったです。

この治療法は自分に合ってるのかなと思います。

私の場合、あとは、PGT-Aによって染色体構造異常問題が解決したら、妊娠にまた大きく近づけるような気がします。

それまではもう少し粘ってみようと思っています。

わたしの治療内容が、誰かのお役に立つとうれしいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました