私は、4回の採卵の結果、胚盤胞が4つでき、これらをPGT-A解析へ依頼しました。
(*私は私自身に染色体構造異常を持っているので、PGT-SRに該当しますが、今回のPGT-A臨床研究にPGT-SRも含まれるため、以下PGT-Aと記します。)
目標は胚盤胞5個で依頼する予定でしたが、採卵後に骨盤内感染を起こして入院する事態が起き、入院中、何もできないよりはと、4つの胚盤胞を解析へ依頼しました。
結果は、依頼してから3週間ほどで出ていました。
結果が出た2週間後に、遺伝子カウンセリングを予約し、結果を聞いてきました。
<結果>
検体 | コピー数解析結果 | 評価 | 日本産婦人科学会判定 |
A1 | 不均衡型転座 | 構造異常 | C(移植不適) |
A2 | 不均衡型転座 | 異数体 | C(移植不適) |
A3 | 正二倍体 | A(移植適) | |
A4 | 不均衡型転座 | 構造異常 | C(移植不適) |
4つの胚盤胞のうち、1つが正二倍体=正常胚という結果でした!
PGT-Aをやってみて
この結果を聞いて、「1つあった‼」と喜びたかったけど、そのときの私は、ひとつしかなかったんだ・・という気持ちでいっぱいでした。
35歳という年齢、自分の相互転座という染色体異常、このダブルパンチが効いた結果でした。
でも分かったこともありました。今回の結果では、私の染色体の構造異常は4分の3の確率で起こっていること、正常胚は4分の1の確率でしかできないということ。
今回の採卵周期に限ったことかもしれないけど、正常胚ができる確率はもっと低い可能性も考えられる。
今までの移植陰性と、流産3回は、この結果を見ると納得です。
そして、A2番の胚は、染色体異常+異数体というコンボの結果でした。もともと持っている染色体異常に加えて、年齢が上がると増える異数体の染色体異常も起こってる。
もし私の染色体構造異常が出ていない胚があったとしても、異数体の染色体異常が起こっちゃったら、またそれも異常胚となってしまう。
今さらながら、自分の染色体の構造異常が、とんでもないハンデなんだということに納得。
遺伝子カウンセラーの先生は、いい結果が伝えられてうれしいとおしゃっていました。
私の前の予約枠の方は、悲しい結果だったのか、診察後、泣き崩れていました。
ほんとに、不妊治療は心に大きな負担がかかります。悲しい結果ばっかりです。
一つずつ乗り越えて、子供を授かって育てるという目標に向かってがんばりたいです。
さて、次はついに正常胚を移植だ~!
実際にかかったお金
PGT-A(PGT-SR)を行うために、かかったお金をまとめてみました。
- PGT-A=37万700円(胚融解代・胚培養代・再凍結代・PGT-A解析・孵化補助施行代)*これは4つの胚の合計金額です。1胚あたりは92500円ほどになります。
- 採卵3回分(顕微受精)=108万7529円
- 以前の凍結胚を融解して胚盤胞まで培養する費用=5万5000円
- 遺伝子カウンセリング2回分=1万1000円
⇒合計152万4229円
ひぇ~やばい。。。やばいよ~。電卓たたきながら、顔がひきつりました。
計算するんじゃなかった・・・。
覚悟はしていたけど、こんなにかかってたなんて。夫にはまだ言えません。
これは、私の通っている浅田レディースクリニックでの金額です。クリニックごとに、採卵や凍結融解費用・PGT-A費用も異なります。
また、採卵刺激も、人によって変わります。ここに載せてあるのは、あくまで私の場合です。
PGT-A(PGT-SR)をやろうか迷っている方に、少しでも役に立てばうれしいです。
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