先日のブログで、やっと妊娠しましたとご報告しました。こちらから
着床前診断を受けての、正常胚を移植した後の妊娠です。
過去に3回流産を経験しているので、心配と不安でいっぱいの今日このごろです。
今日は過去のブログも参考にしながら、正常胚での流産率の割合、妊娠してからの流産の割合を見ながら、思ったことをまとめてみました。
着床前診断して正常胚移植した場合の、流産する割合
以前のブログ「着床前診断で正常胚を移植したのに、なぜ妊娠しなかったり流産したりするの?」はこちらから
着床前診断をしていない場合と、した場合の、生産率(無事出産できた割合)と流産率についておさらいです。
<着床前診断しない場合> 生産率:30%、流産率:26%、妊娠陰性率:44%
<着床前診断した場合> 生産率:64%、流産率:9%、 妊娠陰性率:27%
*浅田レディースクリニックの説明会でもらった資料より
今回、わたしは着床前診断(PGT-SR)をしており、正常胚を移植しています。
なので、生産率は64%、流産率は9%、妊娠反応陰性率27%という割合にあてはまります。
この資料を信じるとですが。。
で、わたしの目下の不安のもと、流産する割合ですが、9%!
この数字を見る限り、低いような気がします。
100人いたら9人が流産するってことでしょ?
でも、わたしは染色体構造異常(転座)を持っているんですが、この異常を持っている人の割合は全体のたった5%なんです!
9%より低い!100人いたら5人。
そんな低い方へ入ってしまっているわたし。
9%の流産確率に入る可能性も全然ありえます。
なんたって、病気や不妊の要素たくさん持ってるし。
今までいい結果になんてめぐまれてないからね。
正常胚移植しても、妊娠が続かない理由
正常胚移植後の流産の原因として考えられるものをあげてみました。
<正常胚移植後の、流産・妊娠反応(-)の原因として考えられるもの>
・子宮内環境:子宮内の病原菌や子宮内膜炎、子宮の形態(後屈など奇形)
・免疫学的異常:甲状腺ホルモン異常、血液凝固異常、抗リン脂質抗体症候群など
・遺伝子の組み合わせ:染色体は正常だが、遺伝子の組み合わせに異常がある場合
子宮内の状態は、ラクトフェリンを移植3か月前から飲んでいたし、
甲状腺ホルモンも安定していたし、ビタミンDサプリも移植3か月前から始めてた。
他の着床不全に関係する血液検査も異常はなかった。
葉酸サプリも3年前から続けているし。
遺伝子の組み合わせで流産することあるのかな。
妊娠成立ができないことは考えられるけど、流産の原因になるのかな。
う~ん。わからないことだらけ。
着床前診断でのデメリットに流産する可能性がある?
着床前診断(PGT-A)でのデメリットに、以下のようなことが書いてあります。
参考:過去ブログ【着床前診断➂】PGT-Aのメリット・デメリットはこちらから
・胚生検時に、胚が損傷され着床できなくなったり、流産や、胎児への影響が出る可能性は否定できない。
・PGT-Aの誤判定率は、5~15%と報告されており、正常判定でも児に異常が出たり、正常に生まれる可能性のある胚を、不適や判定不能として廃棄する可能性もある。
・胚生検や解析が不成功になる可能性がある。
・流産を繰り返している患者の染色体異常のうち、3倍体・4倍体が15%を占めているが、その評価はできない。
・PGT-Aにより正常胚と判定されても、流産となる場合があります。(反復流産患者の25%は、胎児の染色体が正常です)
・胚を解析するための、時間と費用がかかる。
つまり、
・胚がダメージをうけて、流産になる可能性がある。
・胎児の染色体が正常でも、流産する可能性が25%ある。
うそ~。
習慣性流産の人の流産の原因について
下の図は、習慣性流産患者を対象に行った研究でわかった、原因の割合です。
胎児の染色体異常が一番多くて、41%を占めてますが、
抗リン脂質抗体症候群、夫婦染色体異常、子宮の奇形、内分泌異常(甲状腺や凝固系)なども含まれています。
ですが!原因不明が25%もあります!
これが、上の「胎児の染色体が正常でも、流産する可能性が25%ある」というやつか。
わたしの場合、着床前診断をして、正常胚を移植しているので、胎児染色体異常はないはず。
(でも着床前診断の誤判定は5~15%あるとも言われてるし・・う~ん)
とりあえず、正常胚でのぞんでるし、免疫状態はいいはずだし、対策はしている!
25%の流産の割合には入らないはず!、と思いたい。
色々調べてみて思ったこと
わたしみたいな、流産をくりかえしている方の流産の原因の中には、原因不明が25%もあって、
着床前診断で正常胚を移植しても、流産する割合は9%とデータで出てる。
どんなに自分自身で対策してのぞんでいても、流産するときはします。
少ない%でも、高い%でも、流産するときは最初から流産する運命だったってことかもしれない。
妊娠全体で、流産する割合は14.9%。
そのうち妊娠初期の12週未満の流産が、約90%です。
残りの10%が12週~22週未満の後期流産です。
この妊娠初期の流産は、ほとんどが赤ちゃん側の問題であることも分かっています。
もしこの先わたしが流産することがあったら、まだ何か母体側に原因が隠れているのかもしれません。
不育症の検査を一から見直し、詳しく検査するしかないかなと考えています。
まあまだ不妊治療を続ける気力がでてきたらですが。
ほんとに妊娠・出産は奇跡ですね。
赤ちゃんが宿ってくれること、お腹で育ってくれること、無事に出てきてくれること、
すべてが奇跡の連続で起こっていることなんですね。
毎日が不安で心配ですが、1日1日、大切に感じていこうと思います。
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