わたしが不妊治療でやった検査・やらなかった検査、妊娠してから振り返ること

マタニティ

こんにちは、daisyです?

最近、不妊治療をがんばってる友人に、「どんな検査やった?」って聞かれました。

彼女はまだ30代前半で、体外受精を数回やって結果が出なかったそうです。

体外受精をすればすぐ妊娠すると思ってたから、これからどうしたらいいか考えてるって。

その気持ち分かるよ~!と、色々お話しました。わたしの経験でよかったらお役に立ちたい?

不妊治療でやった検査と、やらなかった検査って、そういやまとめてなかったかな?と思い、記事にしてみました。

通院しているクリニックや、人によって違うと思います。参考程度にご覧ください。

わたしがやった不妊治療の検査・やらなかった検査

わたしは、3つの不妊治療クリニックで治療を受けています。

1.産科+婦人科クリニック(婦人科ではタイミング治療がメイン)
2.不妊治療クリニック(人工受精メインなところ)
3.高度不妊治療クリニック(浅田レディースクリニック名古屋)

検査を受けた時系列などは省略してありますが、ほとんどが3のクリニックで検査したものになります。

<初診時に受けた検査>

・卵管造影検査:卵管の閉塞や狭窄がないか。
・超音波検査:卵胞発育や子宮内膜の状態、子宮奇形などを見る。
・ホルモン検査(LH、FSH、黄体ホルモン、卵胞ホルモンなど)
・感染症検査(B型・C型肝炎、梅毒、エイズ)
・末梢血血液検査:貧血や白血球数、血小板数など。
・生化学検査:肝臓や腎臓の血液検査。
・血糖、インスリン検査:多嚢胞性卵巣症候群を疑う場合、異常値になります。
・血液凝固検査
・クラミジアIgG/IgA抗体検査
・甲状腺ホルモン検査(TSH、FT4、TPO抗体)
・風疹抗体検査
・ABO-Rh血液型検査
・精子不動化抗体検査
・AMH検査
・CA125検査
・子宮頸がん検査
・抗核抗体検査:異常受精の原因になる。
・抗CL・β2GPI抗体検査:抗リン脂質抗体症候群の原因検査。異常受精の原因。

治療中に受けていた検査タイミング治療人工受精体外受精顕微受精

・ホルモン検査(LH、FSH、黄体ホルモン、卵胞ホルモン、PRL、E2、P4、HCGなど)
ー低温期・排卵期前・高温期などの採卵周期や、移植周期によって測定項目が変わります。
・超音波検査:卵胞の発育、子宮内膜の厚さ、卵巣嚢腫の状態など。
・チョコレート嚢胞(卵巣嚢腫)穿刺の病理検査(採卵時一緒に)

・甲状腺ホルモン検査ー橋本病だったので、専門クリニックでフォロー

<流産2回目からの追加検査>

・末梢血染色体検査(G-band):染色体異常を調べる。
・流死産絨毛・胎児組織染色体検査:流産のとき、胎児に染色体異常がなかったか調べる。
・流産内容物の病理検査
・着床前診断(PGT-A臨床研究参加):わたしは染色体構造異常を持っていたため、PGT-SRで参加。

<男性側>

・感染症検査(B型・C型肝炎、梅毒、エイズ)
・ホルモン検査(FSH、LH、テストステロン)
・精液検査
・風疹抗体検査

・末梢血染色体検査

<わたしがやってない検査>

・ERA/EMMA/ALICE検査

・不育症検査の一部:第XⅡ因子、Protein C/S、抗EGF抗体、抗PE抗体、Th1/Th2バランス、ビタミンD、NK活性細胞検査など。
※不育症の検査項目は、クリニックによって異なっていて統一されていません。

ERA検査については、3回の妊娠経験があったので、着床の時期にずれはないだろうと判断したためです。
EMMA・ALICE検査については、通院していたクリニック自体があまりお勧めしておらず、ラクトフェリンのサプリで十分と言われたため、そのサプリをとっていました。

不育症の検査については、着床前診断をする前にやるかどうか迷いました。
不育症の因子である、子宮形態や甲状腺、代表的な血液凝固因子やホルモン検査、染色体検査、抗リン脂質症候群の検査は済ませていたので、必要ないと判断しました。
わたしが妊娠しない、しても流産する原因は、「染色体の構造異常」一択だ、と判断したためです。

妊娠できて、不妊治療の検査について思うこと

わたしの不妊治療年数は、約9年ですが、実質は高度不妊治療クリニックに転院してからの2年半だと思っています。

それだけ2年半に、お金も知恵もしぼってやりました。後悔したくなかったので。

たくさん調べて、聞いて、やってみての、念願の妊娠だと思っています。

まだこのまま継続できるかは未知数ですが?

不妊治療の検査は、もう常識ですが、値段がめちゃくちゃ高い。

保険が効くところも一部ありますが、ほとんどが自費だもんね。

流産手術や、染色体検査なんかは、保険がきいて、思ったよりすごく安く感じました。

高度不妊治療クリニックの初診の時の検査代は、4万くらいかかった気がします。(妻のみで)

ERA・EMMA・ALICEの検査なんてトリプルでやると17万円もかかっちゃう。(通院クリニックでは)

絨毛染色体検査は約5万円したし、着床前診断なんて1つの胚あたり約10万円。

不育症の検査も、クリニックによって項目違うし10万円くらいかかるところも。

わたしの場合は、不妊治療でかかった総額は300万円ちょっと。

助成金も確定申告も、わたしの保険も、夫の会社の補助もフル活用してのこの金額。

仕事を正職員からパート勤務に変えて、通院時間を確保しました。

わたしは、自分に「染色体構造異常」があることが分かるまで、検査・治療・妊娠・流産をくりかえしていましたが、分かってからの着床前診断⇒妊娠までは早かったです。

不妊治療自体のハードルは、もうだいぶ下がってきてると思いますが、まだまだクリニックによって偏りがあるのが現状です。

早くガイドラインができて、全国のクリニックでの検査や治療が統一されるといいなと思います。

無駄な検査、無駄な時間を省けて、最短で妊娠・出産へたどりつけるようになることを願ってます。

子どもを望むみんなが、幸せな未来をつかめますように。

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