最近は、不妊治療や妊活という言葉が普通に使われるようになってきて、さらに不妊治療の保険適応化の動きも活発になっていますね。
結婚して早めに、不妊治療専門病院を受診するカップルが増えているそうです。
そんなとき、最短で、妊娠・出産へつながるクリニックを選ぶことが、最も重要だと思います。
私自身も、不妊治療をスタートする時(タイミング法)、人工受精へステップアップする時、体外受精を本格的にやろうと決めた時、それぞれクリニックを変えてきました。
そんな私の、今までのクリニック選びの道のりをまとめてみました。
はじめての、不妊治療クリニック選び
不妊治療っていっても、タイミング法だけど、初めて通い始めたレディースクリニックは、家から車で10分くらいのところにあるクリニックでした。
今から9年前のことなので、まだそんなに不妊治療という言葉も頻繁に使われていなかったし、レディースクリニックの数も、今ほど多くなく、仕事が終わって通えるところはそこしかありませんでした。今は閉業されています。
なので、選択肢が1つしかなく、他と比較してとかじゃありません。しかも、産科・婦人科クリニックだったので、赤ちゃん連れがとても多かったです。
その時は、未来の妊婦さんにあこがれを持っていたので大丈夫でしたが、不妊治療を長年続けてくると、そんな待合室はしんどいなと思います。現在は、そんなクリニックは少ないと思いますし、待合が分かれていたり、入口出口が別だったりしますよね。
このクリニックを選んだ時は、治療件数や実績なども見てはいましたが、他と比べていないので、良かったのか悪かったのか分かりません。
人工受精のできるクリニック選び
1年半タイミング法と自己流妊活を続けましたが、妊娠しなかったので、人工受精へのステップアップを検討していたところ、夫の転勤があり、転院となりました。
引っ越し先でも、正職員で働いていたので、家と職場の間で、通えるところを探しました。
その際、選ぶ基準としていたことは、以下の4つのポイントです。
✅ 通える距離であるか
✅ 人工受精だけでなく、体外受精や顕微受精も行っているか
✅ 治療実績や件数、患者年齢層、料金やスケジュールはどうか
✅ それは他と比較してどうか
✅ 評判や口コミがいいか(先生やスタッフの対応など)
通える範囲内に、3つ候補はありました。
仕事終わりに通う頻度が多くなるので、なるべく職場から近いクリニックであることが最重要ポイントでした。そして、今後、体外受精や顕微受精をやる時が来るかもしれないので、それらを行っていることも重要です。
ですが、候補のうち2つは、最近、体外と顕微受精を始めたばかりで実績が乏しく、早々に1つに絞られてしまいました。愛知県みよし市にある、森脇レディースクリニックです。
そこの件数や実績も多いのですが、やはり大都市の大きなレディースクリニックと比較すると、やはり規模が違うのが現状でした。仕事をやめて、家や職場から遠い、実績のある大規模なレディースクリニックに通うことも考えましたが、現実的ではありませんでした。
とりあえず、そこで人工受精を3回、その後2回体外受精をやりました。採卵は、麻酔を使わず行っていたので、卵巣に針を刺す時が痛くて痛くて。回復は早いんですが、私には合いませんでした。
この後、本格的に高度不妊治療クリニックに転院して治療する!と決意した後すぐ、夫の転勤で海外へ行くこととなりました。
そして、帰国後、不妊治療に専念するため、フル勤務の仕事を退職しました。
高度不妊治療クリニックを選ぶときのポイント
帰国する少し前から、愛知県にある高度不妊治療クリニックを調べに調べました。
もう働かず不妊治療に専念するので、「仕事終わりに通える範囲」なんて限定しなくていいんです。名古屋の実績のある有名なクリニックをたくさんピックアップしました。
そこで重要視したポイントは
1. 体外受精・顕微受精専門の高度不妊治療クリニックであること
2. 治療実績や件数が多く、エビデンスを詳しく公表していること
3. 医師の知識・技術レベルが高く、1つ1つの治療や検査についてしっかり説明してくれること
4. 培養士さんの技術力が高く、ラボが最先端で充実していること
この中で、一番重視したのは、ラボの充実度と、培養士の技術が高いところか、という点でした。
1と2はもちろん大前提としてありますが、3の医師というか、クリニックのレベルが高いことが重要です。
私が医師に求めるものとしては、これらがありました。
*採卵・移植・手術などをする医師の技術レベルが高いこと、
*治療のスケジュールや方法を模索し続けてくれること
でも、これらよりも、一番大事なポイントが、ラボのレベルと培養士の技術だと思いました。
卵子と精子を受精させ、それを培養し、移植まで持っていく技術が高くないと、いい受精卵は育たないし、移植しても結果は出ないんじゃないか。
これらを条件に、色々な高度不妊治療クリニックを比較し、浅田レディースクリニックを見つけ、説明会に参加しました。
浅田レディースクリニックを選ぶまで
浅田レディースクリニック名古屋駅前クリニックのHPはこちらから
説明会に参加して、私の印象に残ったことはこれらでした。
・不妊治療は卵がすべて。卵子の老化や数の減少、AMH:卵巣予備能について正しく理解しよう。
・不妊の原因は、受精卵ができにくいか、できた受精卵が育ちにくいか。⇒妊娠率は受精卵で決まる。
・遺伝子の組み合わせが良いカップルと、悪いカップル ⇒カップルにより、妊娠に必要な受精卵の数はちがう。
・体外受精による出産率は、世界で日本は最低レベル(実施件数は世界一)⇒病院やクリニックによって、大きなレベルの差がある。
・基礎体温表は必要ありません!体温は色々な条件で変化するため、あてにならない。
・コストパフォーマンスのよい最短の治療を行いますー浅田式受精法、高い胚培養技術、最適な卵巣刺激、通院を少なく。
・浅田レディースクリニックのこれらの考え方に、賛同できない方は来ないでください。
もちろん知っていたこともありましたが、知らないこともたくさんありました。
不妊治療分野の正しい知識はもちろん、不妊治療での妊娠率・出産までに必要な受精卵数などを、エビデンスや結果・グラフを用いて、これでもかと見せられました。それらは、目をそむけたくなる数字ばかりでしたが、しっかり見て受け入れて治療を始める方が、自分も納得して始められる。
そして、受精や培養に対する高い技術力があることも分かり、最新の研究を行いながら、治療法や治療内容を日々アップデートしていることも理解しました。
「一番大変なのは本人。本当に不妊治療をしたいと思っていない人は来ないでください。」「浅田レディースクリニックのこれらの考え方に、賛同できない方は来ないでください。」という言葉に、患者として心構えを問われているような、また、医療者側として自分たちの治療方針や考え方に強い自信と覚悟があるんだなと感じました。
はっきり良いものはいい、悪いものは悪い、新しいものは積極的に取り入れて、古いものは捨てるという姿勢も分かりやすくていいなと思いました。
浅田先生の、熱のこもった説明が印象的で、”質のよい不妊治療を、患者に合った最短のスピードで届けたい”という気持ちが伝わってきました。
説明会を終えて、「ここで治療をしたい」、「ここなら妊娠できるんじゃないか」「信頼できるクリニックだな」と思い、浅田レディースクリニックへ通院することを決めました。
浅田レディースクリニックで治療を考えている方の参考になればうれしいです。
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