不妊治療をがんばっている方なら分かると思いますが、プライベートで遊ぶ友人が変わりますよね。
子持ちのママたちとのランチやお茶は、何かとストレスがかかります。
わたしも不妊治療が進むにつれ、少しずつ子持ち友人と距離をおき、自分が居心地がいいと感じる人としか付き合わないようになりました。
そんな不妊治療あるあるのお友達づきあいについて、わたしなりの経験をまとめました。
子連れママの友人・知人とは距離をおく
わたしが不妊治療をはじめて2~3年は、まだ周りも20代後半や30代前半だったので、友人とよく遊びに行ったり、仕事後ごはんに行ったりしてました。
仕事のグチを行ったり、旅行の計画を立てたりと、楽しい毎日でした。
ですが、だんだんと周りが妊娠して、出産するようになって、
話が合わなくなったり、合わせてもすごく気疲れしたり、デリカシーのない発言に傷ついたり、そういうことが増えました。
子どもができると子ども中心の生活になるのは当たり前だし、当然。
不妊治療を経験していない人には、相手の気持ちを考えたり、理解することは難しいんだなと思うことも多かったです。
それまでは、同じ職場の人間関係だし、とか、夫の職場関係の奥さん友達だし、とか思って、ちょっとがんばってお付き合いしていました。
なので、貴重なお休みの時間を使って会っても、なんだかすごく気疲れして帰宅していました。
そんな期間が続き、「無理に友達づきあいをがんばらなくてもいいのかも」、と思いはじめ、
子連れでも気心の知れた友人だけ(複数人じゃなく個別)と会うとか、気のつかわない独身友達や、子どもを持たない年配の方と、付き合うようになりました。
例えば、何人かの子持ち友達とランチに行こうとなっても、わたし以外みんな子連れになる場合もあります。
最初はかわいくて癒されるんですが、子どもが泣いたりぐずったりすると、一気に子育て話に。
経験ないから入っていけないし、とりあえず笑ったり相槌しかすることありません。
みんな一気にママの顔になるんですよね。
そんな時、移植陰性の判定後だったり、流産からの回復期だったり、採卵で卵が取れてないときだったりすると、気持ちはズーンと暗くなります。
帰りたーい!って心の中で叫んだこともあります笑
そういう経験が増えたので、少しずつ距離をとって、複数のママ友と会うのはやめたし、子持ちのママと頻繁に連絡するのをやめました。
無理して交友関係を広げなくてもいいし、苦手な場には行かなくてもいいんです。
最近は、コロナが流行しているおかげで、外で遊ぶ機会も減りましたし、誘われても断る口実ができました。
大事にしたい友人や知人だけと交流していけばいいんだと分かったら、楽になれました。
今は夫と行動することが一番楽です。
妊活始めると、仕事上の関係も減っていく
妊活や不妊治療を始めると、友達が減るというか、自分で減らしたと書きましたが、
仕事上の友人や知人との関係も減っていくように思います。
不妊治療をがんばっていると、通院も頻繁になるので、バリバリ仕事もこなせなくなってきます。
業務時間外の勉強会や研修活動、新しい技術の習得、色んな経験をつみたいけど、不妊治療を優先すると、できない場合が多かったです。
わたしの場合、当直勤務や土曜日勤務などがあり、通院と仕事が影響しないようにやりくりするのに必死で、以前のように仕事にやる気を持って打ち込めていませんでした。
そうすると、仕事をがんばっている同期や先輩との交流も減っていったり、仕事上の関係の方との交流も減りました。
日常の業務は今まで通りがんばれるけど、それ以上はできませんな状態。
今まではバリバリ仕事をやる人たちと交流してきたので、やっぱり温度差がでてきますよね。
昇進の可能性もあったり、後輩指導もがんばりたい時期と、妊活時期が重なり、歯がゆかったです。
そんなこんなで、仕事をがんばっている同僚との交流も減っていきました。
今は、不妊治療と両立可能な働き方の勤務先にお世話になっています。
みんな孤独だけどがんばっている
きっと私のように、こんな風に友人や知人と疎遠になってる人って案外多いのかなと思います。
周囲に不妊治療をやっていることを言えずに悩んでいる人、言ったけどうまくいかなくて悩んでいる人、
相談できる人がいなくて心細い方、相談しても理解してもらえなくてつらい方。
みんな一人で耐えて悩んでがんばってます。
本当にえらいし、立派です。
分かってくれる人は少ないかもしれないけど、大丈夫。
わたしも含め、一人でがんばってる人はたくさんいます。
今日も遠い場所から祈っています。
子どもを望むすべての方に、願いが届きますように。
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